COMIC CITY 大阪 100 参加のお知らせ



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 夏の残り香が色濃い。かつて、九月になればそれはもう秋の合図ではなかったか。この時期になれば気温の上昇も否応なく落ち着くはずだ、という暗黙の了解のようなものは、一体いつから通用しなくなったのだろう。
「なるほどくーん……」
「あと少しだから我慢しなよ」
「ううう」
 目的地を目の前にしながら、道の先に見える喫茶店に視線を投げ、涼みたいと訴える助手を成歩堂がたしなめる。二人が歩くオフィス街は、冗談抜きで蒸し風呂のようだった。真上から降り注ぐ刺すような日差しは純粋な熱を、そして都会特有のコンクリートに増幅されたそのエネルギーは耐え難い息苦しさを、道行く人々に存分に振舞っていた。
「ご丁寧に不快指数のフルコースだな」
「フルコースでも懐石料理でもいいから、ひたすら冷たいものが、食べたい、ねえなるほどくん」
「昨日もアイス食べただろ。お腹壊すぞ」
「それも本望かも……」
 この暑さでついにまともな思考を奪われてしまったらしい。スーツの上着を脱いでいるとは言え、それでも彼女より厚着のはずの成歩堂の方が、本格的にやられる前に早く冷房の効いたビルの中に放り込んであげなきゃなあ、などと心配する余裕がある。
「何もこんな日にアポ取らなくてもよかったんじゃないの?」
 そんな彼をよそに、真宵は恨めしげに口を尖らせる。
「ぼくだって、できれば外になんか出たくないよ」
「前から思ってたけど、なるほどくんって苦しい環境にわざと飛び込むの、好きだよね……」
「仕事だよ!」

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などという唐突な季節外れナルマヨ(書きかけ)を投下しなければやっていられないほど寒い。寒い…。
ここ最近はこたつむりしながらモンハン4GとポケモンORASに勤しむ日々です。一狩りいこうぜ!

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スペースNo.が出ていましたので、年明けインテのお知らせに参りました!

COMIC CITY 大阪 100
6号館A ヤ30a めぐり廻る


にてお待ちしております。
逆裁・ナルマヨサークルで申込みました。
「尋問開始」にて頒布いたしました「君の隣でアンダンテ」「ときめぐり」を持ち込みます。関西地方のイベントでは初頒布となります。
今回、新刊の発行はございません。
その代わりと言ってはなんですが、ナルマヨモチーフの名刺を作っていく予定です。是非こちらだけでももらっていただけるとありがたいです!

意外と当日まで1ヶ月切ってるし、年末年始の帰省云々を考えると荷造りしとかなきゃダメだな…? って気付いて少々青ざめています。
無事に会場で皆様にお会いできることを楽しみにしています!